国内で開催された代表的なハッカソン

ハッカソンというのは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)という2つの言葉が組み合わされて創り出された造語である。
これは、エンジニアやデザイナーといった人々がチームを結成して、与えられたテーマについてアイデアを出し合い、所定の期間内にアプリやサービスを開発して成果を競うというものであり、これまでに国内でも数々のイベントが開催されている。

その中でも代表的なものの一つが、ヤフージャパンが開催しているHac Dayだ。
このハッカソンは、もともとは2005年にYahoo社がアメリカで開催したのがきっかけのものであるが、その後2007年に日本に上陸することとなった。

それまでは、社内における限定的なイベントという扱いであったが、それが様変わりすることになったのが2013年である。
この年に開催されたハッカソンは、Open Hack Day Japanと銘打って行われ、これまでの社内限定のものからオープンイベントへと進化を遂げたのだ。
その後も毎年のようにこのイベントは開催されており、2016年からは、ものづくりの街として知られる秋葉原へとその拠点を移している。

そして、2017年にはさらに進化を遂げ、単なるエンジニア向けのハッカソンという位置づけから、多くの人が楽しめる複合型のイベントとなった。
2021年には世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の影響からオンライン開催となったが、多くの人々が参加して盛況のうちに幕を閉じている。
今後も日本を代表するイベントの一つとして大きな役割を果たし続けるのではないだろうか。